上野日記

自分が主人公の小さな物語

東野圭吾の『分身』を読んだ

東野圭吾の『分身』を読んだ。1993年に集英社より刊行された長編ミステリー(サスペンス?)小説だ。2012年にはWOWOW長澤まさみ主演によるドラマが放送された。ドラマ化の話をどこか(テレビかネットニュース)で見て、いつか読みたいと思っていた本だった。


裏表紙のあらすじより。

函館市生まれの氏家鞠子は18歳。札幌の大学に通っている。最近、自分にそっくりな女性がテレビ出演していたと聞いた―。小林双葉は東京の女子大生で20歳。アマチュアバンドの歌手だが、なぜか母親からテレビ出演を禁止される。鞠子と双葉、この二人を結ぶものは何か?現代医学の危険な領域を描くサスペンス長篇。

現在だったらiPS細胞を題材にして話を展開していたかもしれない、とそんなことを思いながら読み進めていた。終盤になり謎がほとんど解けた頃、話をどのようにして終わらせるのだろうか、と気にしながら読んで、なるほど、まぁそうだろうなぁ…。話の続きが気になる。

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