上野日記

自分が主人公の小さな物語

川村元気の『億男』を読んだ

川村元気の『億男』を読んだ。2014年にマガジンハウスより刊行された長編諸説で、2018年に佐藤健主演で映画が公開された。その映画が10月25日に放送されたので録画し、原作を先に読んでみた。

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以下の概要はAmazonより:

宝くじで3億円を当てた図書館司書の一男。浮かれる間もなく不安に襲われた一男は、「お金と幸せの答え」を求めて大富豪となった親友・九十九のもとを15年ぶりに訪ねる。だがその直後、九十九が失踪した―。ソクラテスドストエフスキーアダム・スミスチャップリン福沢諭吉ジョン・ロックフェラードナルド・トランプビル・ゲイツ…数々の偉人たちの“金言”をくぐり抜け、一男の30日間にわたるお金の冒険が始まる。人間にとってお金とは何か?「億男」になった一男にとっての幸せとは何か?九十九が抱える秘密と「お金と幸せの答え」とは?

弟の借金を抱え家族崩壊に陥った主人公の男性が、3億円の宝くじを当てた。どうすべきかを大富豪になった親友に相談に行くと、その親友が3億円を持っていなくなったため、彼を探すことになる。親友の元仕事仲間に消息を知らないか訪ねて回る。

金持ちだと幸せで、貧乏だと不幸せ。金がなくても幸せだ。「お金と幸せの答え」を考える。金持ちでも不幸せな人はいるかもしれないが、やっぱり自分は、金はあったほうがいいと思うし、チャップリンのように「人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ」をどうどうと言える人はほんの一握りなのかもしれない。と、いじける…(^^;。

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