上野日記

自分が主人公の小さな物語

本多孝好の『dele(ディーリー)』を読んだ

本多孝好の『dele(ディーリー)』を読んだ。2017年に角川書店より刊行された連作短編小説だ。「ファースト・ハグ」、「シークレット・ガーデン」、「ストーカー・ブルース」、「ドールズ・ドリーム」、「ロスト・メモリーズ」の5編が収録されている。2018年7月からテレビ朝日系列で放送されたドラマ(山田孝之菅田将暉のダブル主演)は本多孝好の原案がもとになっており、主演の二人と圭司(山田孝之)の姉は同じ設定になっている。テレビドラマを観る前にこの本を読もうと思い調べたら、小説とドラマは違うエピソードが描かれているとわかったので、読むのが今になってしまった。

f:id:uenoshuichi:20181015212446j:plain:w400

以下の概要はAmazonより:

『dele.LIFE』の仕事は、誰かが死んだときに始まる。死後、誰にも見られたくないデータを、その人に代わってデジタルデバイスから削除する―それが、この会社の仕事だ。新入りの真柴祐太郎が足を使って裏を取り、所長の坂上圭司がデータを削除する。淡々と依頼を遂行する圭司のスタンスに対し、祐太郎はどこか疑問を感じていた。詐欺の証拠、異性の写真、隠し金―。依頼人の秘密のファイルを覗いてしまった二人は、次々と事件に巻き込まれる。この世を去る者が消したかった“記録”と、遺された者が抱く“記憶”。秘められた謎と真相、そして込められた想いとは。“生”と“死”、“記憶”と“記録”をめぐる連作ミステリ。

依頼人が死んだあとデジタルデータを削除する仕事。ただ、その奥には深い人間ドラマがあった。ミステリ性も含んでおり、なかなか面白かった。
もちろんテレビドラマも面白かった。


© 2002-2018 Shuichi Ueno