上野日記

自分が主人公の小さな物語

東野圭吾の『魔力の胎動』を読んだ

東野圭吾の『魔力の胎動』を読んだ。2018年3月にKADOKAWAより刊行された連作短編ミステリー小説だ。「あの風に向かって翔べ」、「この手で魔球を」、「その流れの行方は」、「どの道で迷っていようとも」、「魔力の胎動」の5編が収録されている。3年前に読んだ『ラプラスの魔女』の前日譚という位置づけになっている。

以下の概要はAmazonより引用:

自然現象を見事に言い当てる、彼女の不思議な“力”はいったい何なのか――。彼女によって、悩める人たちが救われて行く……。東野圭吾が価値観を覆した衝撃のミステリ『ラプラスの魔女』の前日譚。

ラプラスの魔女』に登場した不思議な力を持つ少女が悩みを持つ人々を救うという話で、最後の「魔力の胎動」は『ラプラスの魔女』につながる話になっている。「続編」だと思い込んで読んだので、少しこんがらがってしまったが、なかなか面白かった。



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