上野日記

自分が主人公の小さな物語

吉田修一の『犯罪小説集』を読んだ

吉田修一の『犯罪小説集』を読んだ。2016年にKADOKAWAより刊行された短編小説集だ。「青田Y字路」、「曼珠姫午睡(まんじゅひめのごすい)」、「百家楽餓鬼(ばからがき)」、「万屋善次郎」、「白球白蛇伝」の5編が収録されている。

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以下の概要はAmazonより:

人はなぜ、罪を犯すのか? 人間の深奥に潜む、弱く、歪んだ心。どうしようもなく罪を犯してしまった人間と、それを取り巻く人々の業と哀しみを描ききった珠玉の5篇。2007年『悪人』、14年『怒り』、そして……著者最高傑作の誕生
 失踪した少女を巡り、罪悪感を抱え続ける人々。痴情のもつれで殺人まで行き着いたスナックママ。名家に生まれながらギャンブルの沼にはまった男。閉鎖的な過疎の村で壊れていく老人。華やかな生活を忘れられない元プロ野球選手。犯罪によって炙り出される人間の真実。凄絶で哀しい5つの物語。

推理小説なのかと思い読み進めると少し違っていた。大衆文学と思っていたら、純文学だったようだ。人間関係とか心理状態とか少しずつ絡み合いずれていく過程で犯罪につながる。なかなか面白かった。

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