上野日記

自分が主人公の小さな物語

又吉直樹の『劇場』を読んだ

又吉直樹の『劇場』を読んだ。2017年5月に新潮社より刊行された長編小説だ。

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以下の概要はAmazonより:

一番 会いたい人に会いに行く。こんな当たり前のことが、なんでできへんかったんやろな。演劇を通して世界に立ち向かう永田と、その恋人の沙希。夢を抱いてやってきた東京で、ふたりは出会った――。『火花』より先に書き始めていた又吉直樹の作家としての原点にして、書かずにはいられなかった、たったひとつの不器用な恋。夢と現実のはざまでもがきながら、かけがえのない大切な誰かを想う、切なくも胸にせまる恋愛小説。

演劇で脚本を書く貧乏な青年と女子大生が東京で出会う。少し自分勝手でわがままな青年を献身的に支える女性。内容としてはあまり面白くなかったが、この二人の話がどう展開していくのかとても気になり読み進める。

話題作で期待して読んだが、自分の好みの小説ではなかったのが残念だ。

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