上野日記

自分が主人公の小さな物語

三浦しをんの『風が強く吹いている』を読んだ

三浦しをんの『風が強く吹いている』を読んだ。2006年に新潮社より刊行された長編小説だ。「2007年には漫画化およびラジオドラマ化され、2009年1月には舞台化、同年10月31日には実写映画が公開された」らしい。2013年1月4日にテレビで放送された映画を録画していたのでいつか読みたいと思っていた本だ。ようやく映画も観ることができる。

以下は裏表紙より:

箱根駅伝を走りたい―そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ? 十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく…風を感じて、走れ! 「速く」ではなく「強く」―純度100パーセントの疾走青春小説。

陸上経験者が3人、他の7人は未経験者の10人が約1年で箱根駅伝をめざす小説だ。まぁ普通に考えたら、とりあえずひたすら練習して予選に出場するがタイムは到底予選突破に及ばず敗退するも「楽しかったね」で終わるのが現実かもしれない。そこは小説なので、予選は突破し本選に出場し頑張る。まさか優勝はないよねとか、だとしても再開じゃないだろうとか、完走はしてほしいよねとか、いろいろ読みながらすれた考えが頭をよぎる。
前半部分はあまり面白くなかったので読むのをやめようかとも思ったが映画を録画しているのでとりあえず頑張ることにした。駅伝本選が始まるころにはちょっと胸が熱くなる。一人ひとりがひたすら頑張る姿には泣けた。結末にも納得だ。やっぱり青春っていいよね。

【追記】映画を観た。冒頭から涙が止まらない。でも三浦しをんが6年をかけて書いた大作がこんなに省略されているのには残念でならない。時間的に制限があるのは分かるのだが…。でも、よかった。

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