上野日記

自分が主人公の小さな物語

黒野伸一の『限界集落株式会社』を読んだ

黒野伸一の『限界集落株式会社』を読んだ。2011年に小学館より刊行された長編小説だ。2015年1月よりNHK反町隆史谷原章介松岡茉優によるドラマが放送されている。ドラマ化を新聞広告しり読んでみた。

あらすじは裏表紙より:

起業のためにIT企業を辞職した多岐川優が、人生の休息で訪れた故郷は、限界集落と言われる過疎・高齢化のため社会的な共同生活の維持が困難な土地だった。優は、村の人たちと交流するうちに、集落の農業経営を担うことになった。現代の農業や地方集落が抱える様々な課題、抵抗勢力と格闘し、限界集落を再生しようとするのだが…。集落の消滅を憂う老人達、零細農家の父親と娘、田舎に逃げてきた若者。かつての負け組が立ち上がる!過疎・高齢化・雇用問題・食糧自給率、日本に山積する社会不安を一掃する逆転満塁ホームランの地域活性エンタテインメント。

NHKでのドラマ化を朝日新聞の広告で知り、図書館で調べたら待ち数もそれほど多くなかったのでとりあえず読んでみた。
東京の会社を辞め、一休みするために亡き祖父の家(もう誰も住んでいない)を訪れた主人公は、そこが限界集落であることを知る。過疎化が進み路線バスも郵便局も撤廃され村人たちは細々と農業を営む。もう少し何とかすれば、知恵を出せば活性化できるのではと思い、村人たちと一丸になり村の復興を考える。売れそうな野菜を作り、農協を通さない独自の販路を苦労しながら見つける。が、ある事件をきっかけに窮地に追い込まれる。頑張れるか…。
まあまあ面白かったが、時間の流れが早すぎてあっという間に話が進む感じがちょっとかな。「農作物を作って販売」という時間経過を勘案すると仕方ないのかな。
さてさて、ドラマを観てみるかな。

© 2002-2017 Shuichi Ueno