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上野日記

自分が主人公の小さな物語

三浦しをんの『舟を編む』を読んだ

三浦しをんの『舟を編む』を読んだ。2011年に光文社より刊行され、2012年に本屋大賞を受賞した長編小説だ。2013年には松田龍平主演で映画が公開された。

以下の概要はAmazonより引用:

玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく―。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか―。

本文より〈「ひとは辞書という舟に乗り、暗い海面に浮かびあがる小さな光を集める。もっともふさわしい言葉で、正確に、思いをだれかに届けるために。もし辞書がなかったら、俺たちは茫漠とした大海原をまえにたたずむほかないだろう」「海を渡るにふさわしい舟を編む」〉
紆余曲折ありながら15年かけて辞書を完成させる執念は素晴らしかった。実に面白い。

4/23放送の映画をようやく観ることができた。いろいろなエピソードが省略されているのはとても残念だったが、なかなか面白かった。松田龍平ってこんな役もできるのね。

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