上野日記

自分が主人公の小さな物語

池井戸潤の『ルーズヴェルト・ゲーム』を読んだ

池井戸潤の『ルーズヴェルト・ゲーム』を読んだ。2012年に講談社より刊行された長編小説だ。2014年4月よりTBSで唐沢寿明主演でドラマが放送されている。どうにか採取会までには間に合ったようだ。

以下は裏表紙より:

大手ライバル企業に攻勢をかけられ、業績不振にあえぐ青島製作所。リストラが始まり、歴史ある野球部の存続を疑問視する声が上がる。かつての名門チームも、今やエース不在で崩壊寸前。廃部にすればコストは浮くが――社長が、選手が、監督が、技術者が、それぞれの人生とプライドをかけて挑む「奇跡の大逆転(ルーズヴェルト・ゲーム)」とは。

空飛ぶタイヤ』や『下町ロケット』を思い出させるような逆転劇。不景気で経営の窮地に追い込まれた青島製作所と野球部。銀行からのリストラ要求、ライバル会社や取引会社から追い込まれ、そこからの逆転を野球のルーズヴェルト・ゲームになぞらえてドラマが展開する。5年前に着任した社長の苦悩、会長に退いた創業者のアドバイス、陰で支える専務、研究開発部のプロ意識、野球部の意気込みとそれを支える応援だ。なかなか面白く、泣けた…。

先に挙げた二つの小説ほどの「スカッと感」はなかったが、なかなか読みごたえはあった。

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