上野日記

自分が主人公の小さな物語

窪美澄の『クラウドクラスターを愛する方法』を読んだ

窪美澄の『クラウドクラスターを愛する方法』を読んだ。2012年に朝日新聞出版社より刊行された小説で、「クラウドクラスターを愛する方法」と短編の「キャッチアンドリリース」が収録されている。『晴天の迷いクジラ』に続く三作目の作品だ。

クラウドクラスターを愛する方法:30歳を前にした女性、大晦日に同棲していた彼氏と大喧嘩してその彼が出ていった。小学生の頃には母親が離婚して出ていった。高校の時は家庭の事情から声が出なくなった。専門学校を卒業後イラストレータの仕事でひとり立ちするためにもがくもそれほど世間は甘くない。家を出ていった母親とは再会するも、心の中ではまだ許していない。と、色々と悩み続け、そしてようやく光が見えてくる。

キャッチアンドリリース:小学生の男子と女子、それぞれの両親は離婚し父子家庭(女子)と母子家庭(男子)になっていた。大人たちの嫌な部分にそれぞれ悩む…。

うーん、あんまり面白くなかった。まぁ教訓めいたような感じは受け取れたけど…。




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