上野日記

自分が主人公の小さな物語

三浦しをんの『神去なあなあ日常』を読んだ

三浦しをんの『神去なあなあ日常』を読んだ。2009年に徳間書店から刊行された長編小説だ。2012年には続編の『神去なあなあ夜話』が刊行された。2014年には映画(染谷将太長澤まさみ伊藤英明出演)が公開されるらしい。

横浜の高校を卒業した主人公の青年は、就職先を母親と担任により決められていた。それは三重県山奥の神去村で林業に就くことだった。都会と違いのんびりとした村の生活、慣れない山仕事で実家に逃げ帰ることも考えるが、次第に仕事も面白くなり考えを改める。
四季折々の山の姿、村人総出での花見や夏祭り、見たこともない満天の星空など、村人たちとのふれあいや神がかりな出来事と、青年の1年間の成長ぶりが描かれている。
ちょっと物足りなかったが、まあまあ面白かったかな。

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