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上野日記

自分が主人公の小さな物語

伊坂幸太郎の『オー!ファーザー』を読んだ

伊坂幸太郎の『オー!ファーザー』を読んだ。2010年に新潮社より刊行された長編小説だ。

伊坂幸太郎は好きな作家なのであらすじは知らなかったが何も考えずに図書館から借りてきた。読み進めると「母一人子一人でも父親が4人の高校生が主人公」と知り、変な設定だなと思いながら読み進めた。
主人公の母親が4股で男性と交際していた。妊娠し誰の子供か分からない。4人の男性は「俺の子だ」と主張し、籍を入れずに4人と結婚式を揚げる。4人の男性は、ギャンブル好き、中学教師でスポーツマン、超イケメンでプレイボーイ、大学教授で博識と多種多様で個性豊かだ。そんな父親たちに育てられた少年はスポーツマンで勉強もできる。そんなある日その少年がが事件に巻き込まれる。
同級生のことや父親たちとのエピソードなどいろんなことが布石となる。今まで読んだ伊坂作品にしてはつまらない前半だったが、終わりかけになって「なるほどね!」という内容だった。そんなバカなという展開だったけど、ちょっと泣きそうになった。

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