上野日記

自分が主人公の小さな物語

大分大学マンドリンクラブ 第55回記念定期演奏会

大分大学マンドリンクラブの第55回記念定期演奏会のOBステージに参加してきた。記念定期演奏会は5年ごとにあり、OB・OGが参加する「OBステージ」がある。心待ちにしていて毎回出席している人もいれば、仕事や距離の関係で出たくても出演できない人もいるだろう。私は10年前に同級生が藤掛廣幸作曲「パストラル・ファンタジー」を指揮するということを知りとても羨ましくなり、いつか出演したいと思っていた。その頃からギターを少しずつ練習していたのだが、5年後の50回には仕事が忙しく出演できなかった。今回は色々な事情で暇になり、ギターの練習もでき、参加することができた。Facebookでサークルの同級や後輩と知りあい、参加に少し踏ん切りがつかなかった自分を後押ししてくれたのが大きかったかもしれない。
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大分・熊本の旅

上記写真は、第3部OBステージのステージリハーサル前の1枚だ。徐々に緊張が増す頃かな。
演奏した曲目は以下だ。

スラヴ行進曲はかなりアレンジされていて、ちょっと物足りなかった。杜の鼓動はメロディーもなかなかだが、ギターのアルペジオも綺麗でとても弾きがいのある曲だった。

参加前は色々と不安も多かったが、参加できてとてもよかった。5年後の記念定演も出たいとあらためて思った。

  • 追記

OB会の会報に寄稿した感想文が以下だ。

記念定演OBステージ初参加   24回OB 上野修

iichiko音の泉ホールのステージ上でギターを構え幕が開くのを待っている。少し汗ばんだ手がかすかに震え緊張しているのが分かる。29年前の最後の定演もこんな感じだったのだろう。そして幕が上がった。
始まりはFacebookからだった。ギターパートの後輩と繋がり、ギターパート同期を含めた飲み会を東京で開いた。そのとき今回の記念定期演奏会に誘われたのだ。今まで仕事が忙しくとても年末に大分に行くことはできなかった。それでも10年くらい前からOBステージには出たいと思い、ひそかにギターの練習を始めていた。今年は諸事情で状況が変わりかなり暇になっていたが、演奏会参加にはなかなか踏ん切りがつかず背中を押してくれたのがこの二人だった。昔話に盛り上がり、演奏会が近づくと楽譜を持ち寄って運指について議論するのも楽しいひとときだった。
演奏会当日のステージリハーサル終了後、4部のリハーサルを客席で聴いていた。アンコールが終わり、最後に分大行進曲が流れた。久しぶりに聴く分大行進曲はとても懐かしく感動的で、知らないうちに涙が流れていた。
演奏本番はあっという間に終わり、感動の余韻に浸る余裕はなかったが、やはり参加してよかった。この感動をまた味わいたい。今から5年後が待ち遠しくなった。

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