上野日記

自分が主人公の小さな物語

五木寛之の『悲しみの効用』を読んだ

五木寛之の『悲しみの効用』を読んだ。2011年に祥伝社より刊行されたエッセーだ。東日本大震災を受けての発行だけに、題名をそのように付けたのだろう。

「悲しみの効用」「世辞の効用」「ボケの効用」「ホラの効用」「おしゃべりの効用」「病の効用」「マンネリの効用」「鬱の効用」の8章からなる。
内容紹介を以下に引用する。

大震災、放射能汚染に代表される未曾有の時代を、どう生き延びていくか。常識と思われることが通用しなくなった時代に、なにを信じて明日を迎えたらいいのか。 反常識と思われているものの中にこそ、そのヒントがあると考えた五木寛之氏は考える。未知の時代を乗り超える、8つの力を、本書ではわかりやすく説いていきます。

大震災を受けて五木氏の思うところがあったのかもしれない。文章のリズムは今までの五木氏と変わりないのだが、内容的には何だか「キレ」がないように感じてしまった。

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