上野日記

自分が主人公の小さな物語

吉田修一の『東京湾景』を読んだ

吉田修一の『東京湾景』を読んだ。2003年に新潮社に刊行された長編恋愛小説である。2004年にはフジテレビの月9で仲間由紀恵主演によるドラマが放送されたが、大幅にアレンジされていて「一緒なのはタイトルと相手役の名前、物語の舞台くらい」らしい。おいおい。


品川埠頭で働く男性とお台場でOLをしている女性が出会い系サイトで出会う。お互いに過去のわだかまりか、真剣な恋愛に一歩踏み出せない。惹かれあっているのか、そうでもないのか、あやふやな関係が続くが、男性の過去の恋愛を知った彼女は気持ちが揺らいでいく。そして…。うーん。

題名の通り東京湾沿いがこの小説の舞台になっている。お台場や品川埠頭、モノレール、りんかい線…。りんかい線などはよく利用していたし、品川埠頭やお台場は自転車でも走った場所だ。だから何という感じだけど、自分の知っている場所が小説に出てくると、それだけで臨場感がある。

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