上野日記

自分が主人公の小さな物語

三浦しをんの『仏果を得ず』を読んだ

三浦しをんの『仏果を得ず』を読んだ。2007年に双葉社より刊行された小説だ。本書は2011年の文庫本である。古本屋で見つけ買ってきた。

高校の修学旅行で文楽人形浄瑠璃)を観て、語り手(大夫)になることを決意する。高校卒業後文楽の研修所に入り、人間国宝の大夫の弟子になってから10年が経つ。変わりものと言われる三味線遣いと組まされ、日々稽古に精進しようとするがそうは問屋がおろさない。
文楽の登場人物の性根に悩まされ、組まされた三味線遣いの過去に戸惑いを覚え、シングルマザーに一目ぼれし恋に落ちたりしながら、芸を磨いていく青年の成長物語だ。
文楽自体あまり興味がないので、読んでいてちょっと退屈だったかな。でも、ちょっとほろりときて、まあまあ面白かった。

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