上野日記

自分が主人公の小さな物語

東野圭吾の『プラチナデータ』を読んだ

東野圭吾の『プラチナデータ』を読んだ。2010年に幻冬舎より刊行された長編ミステリ小説で、2013年には二宮和也豊川悦司で映画が公開されるらしい。本書は2012年発行の文庫本だ。

DNA情報から犯人または近親者を割り出す警視庁特殊解析研究所のDNA捜査システムを開発した天才女性数学者とその兄が殺害された。現場に残された頭髪から犯人を検索すると自分(研究所の主任解析員)だった。システムには欠陥があり鍵を握る謎のプログラムを探すために逃亡する。そして彼を追い、謎を突き止めようとする刑事が真相に迫る。
DNA捜査システムと謎の権力者の陰謀、二重人格の主人公と父親そして別人格と謎の少女の関係、上部からの命令を無視し真相解明に奮闘する刑事、それぞれが絡み合い面白かったのだが、最後がちょっとあっけなかったかな。ただ、ラストシーンにはほろっとさせられた。

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