上野日記

自分が主人公の小さな物語

東野圭吾の『私が彼を殺した』を読んだ

東野圭吾の『私が彼を殺した』を読んだ。1999年に講談社より刊行された長編推理小説で、加賀恭一郎シリーズの第5作になる。

脚本家の男性が結婚式当日に毒殺される。容疑者は3人、被害者の男性マネージャー、花嫁の兄、そして女性編集者。物語は容疑者3人の視点で順番に一人称で語られていく。そして、それぞれが「私が彼を殺した」と…。
被害者の男性に捨てられた女性が庭先で自殺した。それを偽装した脚本家とマネージャー、その偽装を目撃した女性編集者。毒殺に使用したカプセルは自殺した女性が作成したものだ。それをひそかに持ち出す容疑者たち、毒入りカプセルの数と行方へが謎解きの鍵になる…。
そして最後に〈加賀は言った。「犯人はあなたです」〉。…終わり。おいおい、犯人は誰だよ。分からない。袋とじの解説を読んでも分からない。仕方ないのでネットで検索し、ようやく納得。うーん、難しすぎる…orz。

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