上野日記

自分が主人公の小さな物語

万城目学の『プリンセス・トヨトミ』を読んだ

万城目学の『プリンセス・トヨトミ』を読んだ。2009年に文藝春秋より刊行され、第141回直木賞の候補となった長編小説だ。2011年に映画(堤真一綾瀬はるか岡田将生)が公開された。


5/21に映画版の放送があったので、折角だから原作を読んでから観ようかと思い図書館に予約したのが2か月前だった。漸く読むことができた。映画化前だったと思うが、最初題名だけで「時代物で“秀吉が女だったら”という設定の物語か?」と勝手に思い込んでいた。興味がなかったのでそれ以上は調べなかった。ある日本屋で平積みされた本の帯に映画の主人公たちの写真(スーツ姿)を見て、その想像が全然違っていてビックリしたのを覚えている。
東京から大阪に実施検査にやってきた会計検査院と大阪国の攻防がコミカルに描かれている。そこには大阪の団結力があり、父親から息子に語り継がれる使命・役割と固い絆と約束、大阪女性の寛大差があった。父親から息子へ語り継がれる話の部分には少しほろりときた。

映画版は、色々と設定が変更されていて驚いた。ま、大筋では合っていたから良いのかな。こちらもなかなか面白かった。

万城目学の本は初めてだった。話が何の説明もなく唐突に始まり、しばらくたってから色々な説明が付け加えられるので読んでいてちょっとイラっときてしまった。氏の作風なのだろうか。他の作品も読んでみようかな。

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