上野日記

自分が主人公の小さな物語

スコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』を読んだ

村上春樹訳、フランシス・スコット・フィッツジェラルド(Francis Scott Fitzgerald)の『グレート・ギャツビー』(The Great Gatsby)を読んだ。1925年に出版された小説で、本書は2006年に中央公論新社より刊行された。

野崎孝氏の訳本を読んだのは1年半前だ。元々村上氏の翻訳を読みたかったのだがなかなかなくて、古本屋を覗いたらたまたま見つけて即買ってきた。
村上氏は、僕の人生で必要不可欠な小説でどうしても一冊選ぶとするなら『グレート・ギャツビー』だと言っている。30代の後半から60歳になったら翻訳をしたいと心に決めていたらしい(実際少し早まったが)。

野崎孝氏の訳本を読んだときもそうだったが、やはり何が素晴らしいのかよくわからなかった。あとがきにそんなことをいう人について書いてある。

…そういうことを口にする人々の心情もまったくわからないではない。というのは、『グレート・ギャツビー』はすべて情景がきわめて繊細に鮮やかに描写され、すべての情念や感情がきわめて精緻に、そして多義的に言語化された文学作品であり、英語で一行一行丁寧に読んでいかないことにはその素晴らしさが十全に理解できない、というところも結局はあるからだ。

かといって、原書を読む気にはなれないが…。

気が向いたらまた読んでみようかな。

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