上野日記

自分が主人公の小さな物語

金環日食

今日は金環日食だ。「日本の多くの地域で見られる金環日食は932年ぶり」、「金環日食が国内で起きるのは1987年9月23日の沖縄以来、約25年ぶり」らしい。

ここ横浜は朝からどんよりとした曇り空で、期待はできなさそうな感じだった。3年前の日食(横浜では部分日食だったか)の時は大雨で、空が暗くなったのかどうかも分からないほどだった。そして、そうこうしているうちに今朝も土砂降りの雨が降り出した。日食が始まっても雨は止まない。やっぱりダメかと半ばあきらめる…。

金環になる数分前に外に出ると2軒隣の人(男性)も外に出てきた。「見えませんね」と会話を交わし家の中に入る。その数分後、ドアを叩いてチャイムが鳴る。なんだろうと思い出てみると「今見えていますよ」とその奥さんが教えてくれた。たしかに雲がフィルターになり日食が見えている。あわててデジカメを取りに戻ると、また雲に隠れていた。残念。
金環がピークになる直前に外に出ると薄日が差している。裸眼でみるとまぶしくて見られないほどだ。日食メガネは買ってなかったので、サングラスを二重にするとはっきりと金環が見える。少し感動した。

デジカメでは撮れなかった(サングラスを通しても)のは少し心残りだが、丸い輪っかをこの目で見ることができて大満足だ。この悪天候で神秘の天体ショーを見ることができたのは、運が良かったのかもしれない。

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