上野日記

自分が主人公の小さな物語

さだまさしの『アントキノイノチ』を読んだ

さだまさしの『アントキノイノチ』を読んだ。2009年に幻冬舎より刊行された長編小説で、2011年に岡田将生榮倉奈々のダブル主演で映画が公開された。映画公開前に、2年前が舞台になったドラマがTBS系列で放送されたらしい。

主人公が高校生の時、親友の自殺の原因を作った同級生の悪質な嘘を許せず殺意を抱き、あと一歩のところで踏みとどまるが、精神的な病にかかり高校を中退する。そんな彼を救ったのは父親の言葉だったかもしれない。父親の学生時代の後輩の遺品整理会社に就職をし、命の大切さを知り、成長していく。
遺品整理の作業は実際の会社に取材したらしく、生々しく悲惨な状況が目に浮かぶようだった。
さだまさしは高校の時からのファンだが、小説を読むのはこれが初めてだ。『精霊流し』(ドラマ版)や『解夏』(映画版)はテレビで観たことがあったので、小説を読む気にはなれなかった。今回は、映画の宣伝もしていたので読んでみよと思ったのだが、意外と面白かった。他の作品も読んでみようかな。

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