上野日記

自分が主人公の小さな物語

エラリー・クイーンの『間違いの悲劇』を読んだ

飯城勇三(1959-)訳、エラリー・クイーンの『間違いの悲劇』を読んだ。2006年に東京創元社から刊行された(原作“The Tragedy of Errors”は1999年)。

既刊短編集に収録されていない中短編七編(動機、結婚記念日、オーストラリアからきたおじさん、トナカイの手がかり、三人の学生、仲間はずれ、正直な詐欺師)と未完成の長編小説の梗概(エラリー・クイーン最後の事件「間違いの悲劇」)が収録されている。
エラリー・クイーンの国名シリーズやバーナビー・ロス名義(『 Xの悲劇』、『Yの悲劇 』、『Zの悲劇』、『レーン最後の事件』)は高校生の時によく読んだものだ。図書館で本書を見つけた時、発行年数が新しかったので不思議に思ったのだが、未完の作品だったようだ。構成や会話部分に違和感を覚えたのは「梗概(あらすじ)」だというのを解説で知り、納得した。小説として世に出なかったのは残念だ。

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