上野日記

自分が主人公の小さな物語

井上靖の『しろばんば』を読んだ

井上靖の『しろばんば』を読んだ。1960年に中央公論社より刊行された、井上靖自身をモデルにした自伝的な長編小説だ。本書は、1994年65刷(1965年初版)の文庫本だ。

昨年読み返した『あすなろ物語』と同様に20年近く前に購入したもので、たぶん最後まで読んでいなかったのではないかと思われる。
曾祖父の妾だったおぬい婆さんと二人で土蔵に暮らす洪作少年の小学2年生から6年生までの生活が描かれている。おぬい婆さんは周りから洪作少年を守り抜くことが生きがいのように、必死で少年を愛する。洪作少年は多感な少年期を色々な人と出会い、色々な場所に出かけ、少しずつ見識を広め、少しずつ成長していく。
長編で少し疲れたが、なかなか面白かった。
自分は小学校時代どんなことを考えて生活していたのだろうか。ふと考えさせられてしまった。

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