上野日記

自分が主人公の小さな物語

五木寛之の『天命』を読んだ

五木寛之の『天命』を読んだ。2005年に東京書籍より刊行されたエッセイで、本書は2008年に幻冬舎より刊行された文庫本だ。

五木寛之の死生観が綴られている。過去に読んだ、『林住期』『人間の覚悟』『運命の足音』『人生の目的』『大河の一滴』『他力』『不安の力』と系統は似ているかな。
あとがきに以下のような記述がある。

幸せな生きかたを求めるならば、どうしても幸せな死にかたを探さなければならない。そのために大事なことは、常に「死」ということを考え、死のイメージと慣れ親しんでいる必要がある。死をいやなもの、恐ろしいものとして拒否するのではなく、誕生と同じように、ひとつの新しい旅のはじまりとして想像することが望ましいのだ。

五木氏の年齢だからそう言う考えに至ったのだろう。もう少し年を取ってから再度読んでみようかと思う。

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