上野日記

自分が主人公の小さな物語

新井素子の『銀婚式物語』を読んだ

新井素子の『銀婚式物語』を読んだ。2011年10月に中央公論社より刊行された小説だ。1986年から1988年にかけて角川書店から刊行された『結婚物語』と『新婚物語』の続編にあたる。

20数年前に『結婚物語』『新婚物語』を読んでいたので、楽しみにしていた。図書館に予約してほぼ一カ月で読むことができた。
結婚生活25年の出来事をコメディータッチで面白おかしく描かれている。たぶん実生活で発生した出来事をベースに書かれているのだろう。図書館で手にしたとき、思っていたより分厚かったので少しビックリしたが、帰宅して開いてみると文字が大きく行間も広く読みやすい文章なので469ページをあっという間に読み終わってしまった。

本書を読む前に『結婚物語』『新婚物語』を読み返そうと思い、本棚の奥から探し出し読みだしてみた。文章が軽く過ぎる。うーん。『結婚物語』の上巻「眠たい瞳のお嬢さん」を30ページほど読んだところでギブアップしてしまった。

『銀婚式物語』も軽い文章で読みごたえはなく、それほど面白いとは思わなかった。途中であきらめようかとも思ったが、折角借りてきたので我慢して最後まで読んでみた。結果、期待が大きかった分、少し残念だった。
あとがきによると、さらに25年後に『金婚式物語』を執筆するつもりらしい。出版されるのであれば読んでみたいとは思うが、自分が生きているかが怪しいところだ。

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