上野日記

自分が主人公の小さな物語

井上靖の『あすなろ物語』を読んだ

井上靖の『あすなろ物語』を読んだ。1953年の小説だ。本書は、1996年79刷(1958年文庫初版、1975年33刷改訂)の文庫本だ。正確には〈読み直した〉だが、前回最後まで読んだのか記憶があやふやだ。何故この本を購入しようと思ったのかも記憶にない。

主人公梶鮎太の少年期から壮年期までの成長の過程が綴れている。「あすは檜になろう」と子供の頃の祖母の話を心に刻み込み、迷いながらそして時代に流されながらひたすら生きていく。それぞれの年代で出会う女性から受けた言葉も、彼の成長の一助になったに違いない。

今読んでみると意外と面白かった。

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