上野日記

自分が主人公の小さな物語

東野圭吾の『使命と魂のリミット』を読んだ

東野圭吾の『使命と魂のリミット』を読んだ。2006年に新潮社より刊行された長編ミステリーだ。2008年の「このミステリーがすごい!」は41位だった。11月5日・12日にはNHK総合で、石原さとみ速水もこみち倉科カナ舘ひろし等の出演でドラマが放送される。楽しみだ。

中学の頃心臓の手術で父親を亡くしそれが切っ掛けで医者になった女性(研修医)、その手術を執刀した教授の元で心臓血管外科の指導を受ける。彼女には確かめたいことがあった。その病院には、「過去のすべての医療ミスを公表しないと破壊する」という脅迫文が届く。父親の死の真相は何だったのか、脅迫犯の本当の目的は何だったのか。意外な結末に驚き、ちょっとほろっとさせられた。
図書館をウロウロしていたらこの本を見つけた。東野圭吾は人気なので滅多に本棚で見つけることができない。ラッキーと思い即借りてきた。帰宅してこの本についてネットで調べたらもうすぐNHKでドラマ版が放送されると知り、ちょっと嬉しくなってしまった。


後半からの思わぬ展開に引き込まれ一気に読んでしまった。彼女の父親と教授の秘められた過去のつながり、教授と両親のそれぞれの決意、そして教授が心臓手術で伝えたかったこと、脅迫犯の周到な準備と真の目的はなかなかのものだった。

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