上野日記

自分が主人公の小さな物語

フランツ・カフカの『変身/掟の前で』を読んだ

丘沢静也(1947-)訳、フランツ・カフカ(Franz Kafka, 1883-1924)の『変身/掟の前で』を読んだ。2007年に光文社古典新訳文庫から刊行された、短編集だ。「判決」、「変身」、「アカデミーで報告する」、「掟の前で」が収録されている。原作は1912年頃の作品だ。

何故この本を読もうかと思ったか。それは以前村上春樹の『海辺のカフカ』読んだときに、「フランツ・カフカ賞」というチェコ文学賞があるというのを知ったことと、先日たまたま本屋でカフカの本を手に取り裏表紙に『変身』が代表作と書いてありその本が薄かった(短編だった)からだ。それじゃあ読んでみようかと思い、本屋で買わずに新訳本を図書館で借りてきた。
判決:ロシアに移住した友人に手紙を書いたことを父親に話すと何故か言い争いになる。

変身:ある朝目が覚めると虫になっていた。家族の生活の様子を虫の視点から描かれている。

アカデミーで報告する:自分が以前サルだったときのことをアカデミーで報告する。

掟の前で:田舎からやってきた男が掟の門の前で門番に入れてくれとお願いする。


うーん、どれもよくわからない。「文学以後の文学」と称される斬新な作風らしい。本書最後の「解説」や「訳者あとがき」を読むとカフカを絶賛しているが、あと数回は読まないと理解できないかもしれない。でも、たぶん、もう、二度と読まないだろうな……。

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