上野日記

自分が主人公の小さな物語

川上弘美の『パレード』を読んだ

川上弘美の『パレード』を読んだ。2002年に平凡社より刊行された『センセイの鞄』の番外編(サイドストーリー)だ。吉田修一の『パレード』の文庫本で解説を書いているというのを読んだことと、『センセイの鞄』はとてもよかったので読んでみようかと思った。

77ページの短編で、挿絵も所々に入っており、図書館であっという間に読んでしまった。なので、この写真はケータイで撮ってきた。
センセイとツキコさんが一緒に暮らしていた頃の話で、センセイがツキコさんに昔の話をしてほしいとお願いする。そしてツキコさんが子供の頃の話をする。あぁ、二人は幸せだったんだなぁ、とちょっとほのぼのとした感じが伝わってきた。

「あとがき」に作者が、「小説を書いたあと、その後はどうなったんだろうとか別のエピソードもあったのかもしれな」と思いを巡らせる、みたいなことを書いていた。本は図書館にあるので正確ではないかもしれないが。それを読んで「そんなのいつも思っているよ」とつぶやきそうになったが、作者がそんなことを考えているなんてちょっと不思議な感じがした。

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