上野日記

自分が主人公の小さな物語

村上春樹の『スプートニクの恋人』を読んだ

村上春樹の『スプートニクの恋人』を読んだ。1999年に講談社より刊行された書き下ろしの長編小説だ。

24歳で小学校教師の<ぼく>は22歳で女友達<すみれ>に恋心を抱いているが打ち明けられない。そんな<すみれ>は従姉の結婚式で出会った17歳年上の女性<ミュウ>に恋をする。<ミュウ>は14年前の出来事で人の愛情を受け入れられなくなった。そんな中<ミュウ>と旅に出た<すみれ>がギリシアで突然姿を消す。一方通行のような恋で永久に成立しない。「こちら側」の世界と「あちら側」の世界に通じるものはあるのか、孤独感が物悲しい。

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