上野日記

自分が主人公の小さな物語

舞城王太郎の『阿修羅ガール』を読んだ

舞城王太郎の『阿修羅ガール』を読んだ。2003年に新潮社より刊行され、第16回三島由紀夫賞を受賞した長編小説だ。

今時の女子高生アイコの語り口調で物語は始まる。好きでもない同級生の男子とラブホでセックスをして自尊心を傷付けられてしまう。その件でリンチされそうになったり、ラブホに行った男子が誘拐されたり、昔から好きだった男子には告白できなかったり、と話は展開するが、第2部ではなんか変な話で訳わかんなくなり、第3部は「愛情か」なんて感じたり……。
文体が女子高生の語り口調だったので、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて(The Catcher in the Rye)』や庄司薫の『赤頭巾ちゃん気をつけて』を思い出してしまった。
内容はあまり好みではなかったので面白くなかった。第131回芥川賞の候補作となった『好き好き大好き超愛してる。』も読んでみようかと思っていたが、ちょっと読む気がしなくなった。

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