上野日記

自分が主人公の小さな物語

伊坂幸太郎の『アヒルと鴨のコインロッカー』を読んだ

伊坂幸太郎の『アヒルと鴨のコインロッカー』を読んだ。2003年に東京創元社から刊行され、2004年に第25回吉川英治文学新人賞を受賞したミステリーだ。2007年には濱田岳瑛太主演により映画化もされたらしい。

現在の話と2年前の話が交互に展開していく。大学入学のためにアパートに引っ越してきた主人公の大学生が隣人から「一緒に本屋を襲わないか」と誘われるところから話が始まる。2年前は、ペットショップ店員の女性とブータン人の彼氏と元彼の話だ。2年前の話が現在にどうつながっていくのか、不思議な謎や疑問が次第に解けていく物語だった。

ただ、「あぁなるほどね」という程度で、意外性のある驚きではなかったし、ちょっと物足りなかった。この本は、ネットで"泣ける小説"だったか"感動する小説"だったかで検索して見つけたのだが、泣きも感動もしなかったのはちょっと残念だ。感想には個人差があるから仕方ないか。

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