上野日記

自分が主人公の小さな物語

五木寛之の『林住期』を読んだ

五木寛之の『林住期』を読んだ。「りんじゅうき」と読み、「臨終期」ではない。2007年に幻冬舎から刊行されたエッセイだ。図書館でこの本を発見し、そういえば先日読んだ『人間の覚悟』に出てきた言葉だと思いさっそく借りてきた。発行は『林住期』が先だった。

本書冒頭に以下のよう文章がある。改行位置と字下げを本と同じにしてみた。

古代インドでは、
  人生を四つの時期に分けて考えたという。
   「学生期」、「家住期」、そして、「林住期」と「遊行期」。
    「林住期」とは、社会人としての務めを終えたあと、
     すべての人が迎える、もっとも輝かしい
      「第三の人生」のことである。

五木氏の考えは、人生最初の25年が「学生期(がくしょうき)」、次の25年が「家住期(かじゅうき)」で、50歳からの25年が「林住期」であると。「林住期」を人生の黄金期と決意することから、新しい日々が始まるのだとも述べている。そのためには若いうちから計画し、夢み、実現することが大事だと。

50になってから考えていては遅いらしいが、もう50になってしまった私はどうするか。「青・壮年期を、真の人生の助走期と考え」た場合、私には何ができるだろうか……。

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