上野日記

自分が主人公の小さな物語

田村裕の『ホームレス中学生』を読んだ

お笑いコンビ麒麟田村裕の『ホームレス中学生』を読んだ。2007年にワニブックスから刊行され話題になった本だ。2008年10月時点で225万部を売り上げ、ワニブックス史上最高の売れ行きになったらしい。

映画化もテレビドラマ化もされており、たしかテレビ版を観たと思う。何となく記憶に残っていたがとりあえず読んでみた。多分(ちょっと記憶があいまい)、ドラマ化されなかったエピソードもあり、わりと面白かった。「セカチュー」よりもほろっときてしまった。育ち盛りに食うものも食えないというのは辛かったに違いない。気が向いたら、田村兄の『ホームレス大学生』も読んでみようかな。こちらもテレビドラマ化されたらしいが、こちらは観てない。
田村少年は公園でホームレス生活を送ったが、私が子どもの頃は近所に「公園」というものがなかった。……近所というか町内にもなかったような気がする。実家の周りは一面田圃ばかりだった。遊び場所は、実家斜め前の「文政神社」で、独楽回し、缶けり、釘を使った陣取り、銀杏戦争(銀杏の実を二手に分かれて投げ合う)、神社の屋根に登ったり、木に登ったりしていた。木に釘を刺してそれを足がかりに登るのだが、足が滑って膝のちょっと下を釘で怪我をしてしまった。泣きながら家に帰り、お袋にこっぴどく怒られてのを思い出してしまった。

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