上野日記

自分が主人公の小さな物語

劇団ひとりの『陰日向に咲く』を読んだ

劇団ひとりの『陰日向に咲く』を読んだ。2006年に幻冬舎より刊行された小説で、当時話題になっていたのを覚えている。「岡田准一」主演で映画化されたのもなんとなく記憶しているが、ヒロインとして「宮崎あおい」も出演していたとは知らなかった。一度観てみたい。

芸人が書いた小説なので大したことはないだろうと思っていた。図書館で見かけたて目次を開いたら「道草」、「拝啓、アイドル様」、「ピンボケな私」、「Over run」、「鳴き砂を歩く犬」とあったので、短編小説と思った。

ところがどっこい、登場人物が微妙に関連していて面白い構成になっているのに驚いた。思わず「おー」とつぶやいていた。さすがに話題を集めミリオンセラーになるだけはある。Wikipediaによると「6人の陽に当たらない落ちこぼれな人達が、社会復帰するまでの道のりを描いたオムニバス(連作)小説」らしい。あの爆笑問題太田光も絶賛したらしい。

新作の『青天の霹靂』はあまり売れなかったとテレビで言っていたが、読んでみようかと思い図書館の検索で調べたら、予約数が198もあり当分読めなさそうである。

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