上野日記

自分が主人公の小さな物語

「2010弦楽器フェア」に行ってきた

昨年に引き続き、今年も弦楽器フェアに行ってきた。絶好の秋晴れで、空の青がとてもきれいだった。

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2010弦楽器フェア


場所は、北の丸公園内の科学技術館だ。

11時ぐらいに着いたのでまだ空いていた。待つこともなくほとんどの楽器を弾くことができた。ただ、桜井さんのギターはまだ展示されてなかったので弾けなかった。

大西達朗氏のギターだ。ギターを構え、調弦しようとしたら違和感を覚えた。フレットがうねうねと曲がっている。これは和音をきれいに出すためらしく、19世紀のような音が楽しめるそうだ。慣れないとちょっと弾きにくい感じがした。ただ、大萩康司さん、やっぱりプロだね、3時間前に初めて触ったと説明し、15分もの曲をこのギターで弾きこなしていた。

本日の目的は大萩康司氏のギター演奏だ。弾く前にギターの特徴等を話し、笑いも取っていた。写真は大西達朗氏のギターの曲がったフレットの説明をしているところだ。なかなか好感を持てる雰囲気で演奏が進む。もちろん演奏は素晴らしく、2列目で聞いていたため、息遣いも聞こえてきて感動ものだった。使用したギターの作者と演奏曲目は以下だ。

  1. 大西達朗:イ短調組曲(F.ルコック=P.パオリーニ (L.ブローウェル編))
  2. 寺町誠 :翼(武満徹福田進一)
  3. 横尾俊祐:ギターのための12の歌より、サマータイム、イエスタデイ(武満徹編曲集)
  4. 黒澤澄雄:つづれ織りの記憶(渡辺俊幸)
  5. 茶位幸秀:12月の太陽(R.ゲーラ)

演奏が終わり、展示会場に戻る途中で大萩康司氏と遭遇した。握手をお願いしたら快くしてもらった。

マンドリンおよびヴァイオリンの演奏も聴いたが、どちらも素晴らしかった。学生の頃、ギターパートの4年生は、マンドリン2年生の成果発表の伴奏をしなければならず、緊張したのを思い出した。バイオリンの演奏は、迫力があり、その音量には驚いた。


マンドリン演奏:竹間久枝 氏(右)、ギター伴奏:松尾俊介 氏


ヴァイオリン演奏:二村英仁 氏(右)、ピアノ伴奏:野口裕紀 氏

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