上野日記

自分が主人公の小さな物語

五木寛之の『生きるヒント』『生きるヒント2』を読んだ

『生きるヒント −自分の人生を愛するための12章−』と『生きるヒント2 −いまの自分を信じるための12章−』を読んだ。

著者からのメッセージとして最後に以下のような文章がある。

これはいわゆる「人生論」ではありません。また、生きる「思想」というようなおおげさなものでもありません。タイトルどおり、生活していく上でのちょっとした「ヒント」です。(後略)

あまり堅苦しくないエッセイで『生きるヒント』は、歓ぶ、惑う、悲む*1、買う、喋る、飾る、知る、占う、働く、歌う、笑う、想う、『生きるヒント2』は、損する、励ます、感じる、任せる、乱れる、夢見る、忘れる、教える、認める、属する、出会う、愛する、とそれぞれ12の章題が付けられ、五木氏の思うこと・感じることが記されている。

「あ、なるほどね」と感じたり、「うーむ、難しいなぁ」と感じたりとさまざまだ。著者からのメッセージにも「賛成にせよ、反対にせよ、はっきりした自分自身の感情を大事にすることが不可欠です。」とある。もうちょっと悩んでみるかな。

生きるヒントは、あと3・4・5の三冊がある。日をおいて読んでみるかな。

*1:送り仮名がおかしいが、原文どおり

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