上野日記

自分が主人公の小さな物語

東野圭吾の『手紙』を読んだ

これも一年ぐらい前に購入してほったらかしにしていた本だ。帯を見ると「日本中が涙した記録的なベストセラー」と記してある。文庫本は発売一カ月で100万部を突破し、2007年1月には140万部を超えたらしい。それに2006年11月に「山田孝之」「玉山鉄二」「沢尻エリカ」出演で映画化もされている。でも、この本を本屋で手に取るまでは全然知らなかった。
強盗殺人を犯し服役した兄、その時弟は高三だった。「強盗殺人犯の弟」というレッテルが付きまとい苦労する。犯罪加害者の親族という視点で書かれており、考えされられる小説だ。弟の勤め先の社長の言葉も重い。小説内ではジョンレノンの「イマジン」がテーマを象徴しているが、読み終えたあとは、さだまさしの「償い」という歌を思い出してしまった。泣けた……

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