上野日記

自分が主人公の小さな物語

「2009弦楽器フェア」に行ってきた

昨年に引き続き北の丸公園内の科学技術館で開催されている「2009弦楽器フェア」に行ってきた。昨年に続き2回目だ。東西線竹橋駅を降り、近代美術館を通り越し、科学技術館を目指す。一年ぶりの風景だがなんとなく懐かしい。
【写真一覧】

2009 弦楽器フェア

近代美術館を過ぎると北の丸公園の入り口が見える。そこを曲がると木々が茂っている。まだ緑色をしているが、もう少し秋が深くなると紅葉がとてもきれいになるだろう。

会場内はほとんどがバイオリン系が陣取っている。クラシックギター(リュートマンドリンもある)は本の一角だ。でも昨年と違ったのは、ギターの販売も行っていたことだろう。ハウザー?世と高そうなギターも展示されていた。値札は「時価」だった。

また、いつものように各ギター製作者の製品も展示されており、自由に試奏することができた。昼前とあって割と空いており、全ギターを弾くことができた。

展示されているギターは、桜井正毅をはじめ15本が用意されており、いずれも素晴らしいギターだった。

今日の目玉はやはり「福田進一」氏の演奏会だ。展示されているギターの中から6本を選び演奏を行った。この写真はそのギターをチェックしているところだ。間近に見られてとてもうれしかった。

演奏会も圧倒された。前から2列目で見たので福田氏の息遣い(というか口ずさみにも思えた)が聞こえ、迫力のある演奏だった。特に、最後に弾いたタレガのグラン・ホタには涙が出そうになったほどだ。演奏ギター(作者)と曲名は以下の通りである。

  1. 井上保人:ヴェルディ「椿姫」による幻想曲(タレガ編曲)
  2. 黒澤澄雄:タールベルグによる演奏会用エチュード
  3. 堤謙光:3つのサルスエラ舞曲
  4. 加納木霊:タレガ 朝の歌、アラビア風奇想曲
  5. 禰寝孝次郎:オダリスの踊り、アルハンブラの想い出
  6. 桜井正毅:グラン・ホタ

演奏会が終わり、再度ギター展示コーナーに向かっていたら、福田氏が後ろで誰かと話をしながら歩いていた。絶好のチャンス、何も躊躇わず「握手お願いします」と割って入ってお願いしたら「あ、どうも」と言われ、ちょっとキョトンとしたが、握手ができてとても感動した。

演奏会が終わるとギターコーナーは人が増え、各ギターには人の列ができていた。福田氏は、CDを買った人にサインをしていた。みんな楽しそうだった。

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