上野日記

自分が主人公の小さな物語

ITpro EXPO 2009に行ってきた

国際展示場(東京ビッグサイト)で開催されている「ITpro EXPO 2009」に行ってきた。
【写真一覧】

ITpro EXPO 2009

Windows 7Windows Server 2008 R2がリリースされたばかりなので、MicroSoft関連およびパソコン関連のブースはにぎわっていたようだ。Hyper-VVMware等をベースにした仮想化ソリューションもよく目にした。

興味のあるものしか質問しなかったので、覚えている範囲で書く。

次世代ファイウォール

paloalto(パロアルト)社のファイアウォールで、「次世代」というのをわざわざ謳っている。今まではポートでブロックしていたのを、どのアプリケーションかを正確に識別して制限をかけるらしい。最先端のアプリやITに精通したユーザでも制限をかけることができるらしい。あと、他のファイアウォールよりも性能がいいらしい。第三者機関が複数のファイアウォール製品の性能を測定したというデータ(数値)を誇らしげに見せてくれた。

メール関連ソフト

あまり興味がなかったので通り過ぎようとしたら、カタログを渡しながら「メールソフト」ですと呼びかけてきた。「世の中一杯メール関連のソフトはあるのに、何かアドバンテージはあるの?」問いに、しどろもどろで答えてくれたけど、あまりピンとこなかった。「そんなの当たり前だろう」ともう少しで口に出すところだった。本当に売れるのだろうか。会社名も忘れてしまった。

PFUのDocEncrypt

申し訳ないが、PFUと言えばHappy Hacking Keyboard(HHK)しかしらない。数年前の展示会で朱塗りのHHKを見たときはちょっと感動した。スキャナも作っており、それに付随したセキュリティ関連アプリの展示をしていた。スキャナで読み込んだ書類を部分的(指名欄、住所欄等)に暗号化(スクランブル)できる。これを印刷して保管すると暗号化された箇所は人間には読めない。電子データを暗号化するのではなく、紙で保存するようなシチュエーションで使用するらしい。暗号化された紙を再度スキャナで読み込み、このアプリでパスワードを入力しスクランブルされた箇所を復号できる。それぞれの箇所にべつべつのパスワードを設定できるので、参照可能な利用者のレベル分けにも使えるらしい。よく考えたものだ。

ブック・スキャナ

「eドキュメント」エリアに巨大なスキャナが展示されていた。通常のスキャナはドキュメントを下向きにして使用するのだが、こちらは台の上にカメラがあり、開いた本を上向きにしてスキャンすることができる。3次元カメラで撮影し、本歪み(折り目のふくらみや、向きの傾き)を補正してくれるらしい。こんな大掛かりな機械の需要があるのかと聞いたところ、図書館で書籍の電子化に要望があるらしい。


昔の仕事関係で知り合いが展示の説明員をしていた。「暇だったらうちの会社に来ないか。Linux関係を見てほしいんだけど……」と言われたが、丁寧にお断りした。

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