上野日記

自分が主人公の小さな物語

「クレヨンしんちゃん」の作者・臼井儀人氏急逝

クレヨンしんちゃん」の思い出を少し書こう。

アクション(週刊Weekly漫画アクション)で連載が始まったころ(1990年夏)は、ボストンに赴任していた。アクションは日本にいたころから愛読していたので、ボストンに赴任してからも読んでいた。週刊誌等は日本食品店に行けば、1,2週間遅れで手に入れることができたから。まぁ、これ以外にジャンプ・サンデー・マガジンを読んでいたと思う。「クレヨンしんちゃん」は斬新で面白かった。毎週楽しみいしていたかもしれない。

ボストンに赴任してから2年ぐらいたっただろうか、妹の結婚式に出席するため日本に一時帰国した。実家に帰って、ふと熊本日日新聞のテレビ欄を見ると「クレヨンしんちゃん」の初回放送の日だった。お袋からは「30も過ぎてこんなマンガを見るのか」と思われたかもしれないが、「クレヨンしんちゃん」がアニメ化されたことにちょっと感激していた。

それからマンガも読まなくなりテレビでアニメを見ることも少なくなって久しいが、先日放送された「クレヨンしんちゃん・嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」を見た。数年前に放送されたとき、後半部分だけをみたので結果を知っていた。今回初めて最初から見たのだが、やはり泣けた。号泣だ。

作者の臼井儀人さんが先日登山に出かけ崖から転落して亡くなられた。不慮の事故だ。19年間続いた連載は終わるかもしれないが、テレビ放送は今後も続けてほしい。

故人の御冥福を祈る。

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