上野日記

自分が主人公の小さな物語

サイレントギター弦交換

先週、ふと気付くとスタンドに立て掛けていたサイレントギターの4弦が切れていた。

学生の頃は金がなくて、ぎりぎりまで弦の交換はしなかった。
しかも、正ギターで使用していた弦のお下がりを副ギターに使いまわしていたので、
副ギターの弦はしょっちゅう切れていた。
たまたま、友達が下宿に遊びに来たとき、壁に立て掛けていた副ギターがメリメリといい出した。
"あっ切れる"と思い友達に「ほらほら」といいながらギターを指差した瞬間、4弦が切れた。
友達は「初めて見た」と驚いていたが、自分も切れる瞬間を見たのは初めてだった。

サイレントギターは、良い弦を使用しても大差なので、安物を使用することにしていた。
それに、滅多に張り替えない。で、今回のは生ギターで2週間しか使用していなかった弦の使いまわしだった。
たかが弦が切れただけで、学生の頃の思い出がふと蘇るとは、俺も年を取ったのかな……(^^;。

サイレントギター用に買い置きしておいた「オーガスチンの赤」に張り替えてみた。
それほどテンションも高くないので、まぁまぁかな。
写真は、張り替えた直後のヘッドである。
もう少し安定したら、余った部分を爪きりで切り、見た目がすっきりになる。
ちなみに、後ろの楽譜は今練習中の「盗賊の歌」である。
「アメリアの遺言」「聖母の御子」に続いて、カタロニア民謡の曲で、リョベートの代表作(編曲)でもある。

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