上野日記

自分が主人公の小さな物語

東野圭吾の『マスカレード・ナイト』を読んだ

東野圭吾の『マスカレード・ナイト』を読んだ。2017年に集英社から刊行された「マスカレード」シリーズ第3弾の長編推理小説だ。以下の概要はAmazonより: 若い女性が殺害された不可解な事件。警視庁に届いた一通の密告状。犯人は、コルテシア東京のカウント…

吉田修一の『犯罪小説集』を読んだ

吉田修一の『犯罪小説集』を読んだ。2016年にKADOKAWAより刊行された短編小説集だ。「青田Y字路」、「曼珠姫午睡(まんじゅひめのごすい)」、「百家楽餓鬼(ばからがき)」、「万屋善次郎」、「白球白蛇伝」の5編が収録されている。以下の概要はAmazonより…

沼田真佑の『影裏』を読んだ

沼田真佑の『影裏』を読んだ。2017年に文藝春秋より刊行され、第122回文學界新人賞および第157回芥川賞を受賞した中編小説だ。以下の概要はAmazonより: 大きな崩壊を前に、目に映るものは何か。 北緯39度。会社の出向で移り住んだ岩手の地で、ただひとり心…

海堂尊の『玉村警部補の災難』を読んだ

海堂尊の『玉村警部補の災難』を読んだ。2012年に宝島社より刊行された連作短編ミステリー小説だ。「田口・白鳥シリーズ」のスピンオフとして玉村誠警部補と加納達也警視正の活躍が書かれている。本書は文庫本(2015年)で単行本に加筆修正があるらしい。以下…

伊坂幸太郎の『PK』を読んだ

伊坂幸太郎の『PK』を読んだ。2012年に講談社より刊行された中編小説集だ。「PK」「超人」「密使」の3編が収録されている。以下の概要は裏表紙より: 人は時折、勇気を試される。落下する子供を、間一髪で抱きとめた男。その姿に鼓舞された少年は、年月…

川村元気の『四月になれば彼女は』を読んだ

川村元気の『四月になれば彼女は』を読んだ。2016年に文藝春秋より刊行された長編恋愛小説だ。以下の概要はAmazonより: 4月、はじめて付き合った彼女から手紙が届いた。そのとき僕は結婚を決めていた。愛しているのかわからない人と―。天空の鏡・ウユニ塩湖…

海堂尊の『スカラムーシュ・ムーン』を読んだ

海堂尊の『スカラムーシュ・ムーン』を読んだ。2015年に新潮社より刊行された長編小説で、2年前に読んだ『ナニワ・モンスター』の続編にあたる。以下の概要はAmazonより: 僕は、日本という国家を治療したい――海堂サーガ、遂にクライマックスへ! もうすぐ「…

中山七里の『どこかでベートヴェン』を読んだ

中山七里の『どこかでベートヴェン』を読んだ。2016年に宝島社より刊行された長編推理小説だ。以下の概要はAmazonより: ニュースでかつての級友・岬洋介の名を聞いた鷹村亮は、高校時代に起きた殺人事件のことを思い出す。岐阜県立加茂北高校音楽科の面々は…

荻原浩の『神様からひと言』を読んだ

荻原浩の『神様からひと言』を読んだ。2002年に光文社より刊行された長編小説だ。知らなかったが、2006年に伊藤淳史主演でドラマ化(WOWOW)されたらしい。今年の6月には小出恵介主演でドラマがNHKで放送される予定だったが、小出の事件で放送中止となった。…

誉田哲也の『ケモノの城』を読んだ

誉田哲也の『ケモノの城』を読んだ。2014年に文藝春秋より刊行された長編小説だ。確か新聞だったと思うが、文庫化の広告を見て読みたくなり、図書館に予約した。以下の概要は裏表紙より: 警察は、自ら身柄保護を求めてきた少女を保護した。少女には明らかに…

又吉直樹の『劇場』を読んだ

又吉直樹の『劇場』を読んだ。2017年5月に新潮社より刊行された長編小説だ。以下の概要はAmazonより: 一番 会いたい人に会いに行く。こんな当たり前のことが、なんでできへんかったんやろな。演劇を通して世界に立ち向かう永田と、その恋人の沙希。夢を抱い…

池井戸潤の『アキラとあきら』を読んだ

池井戸潤の『アキラとあきら』を読んだ。2017年5月に徳間文庫より刊行された長編小説だ。最初は2006年から2009年にかけて『問題小説』に連載されたもので、ファンの間では「幻の長編」と呼ばれていたいらしい。7月からWOWOWでドラマ(向井理と斎藤工のダブル…

東野圭吾の『素敵な日本人』を読んだ

東野圭吾の『素敵な日本人』を読んだ。2017年に光文社より刊行された短編小説集だ。2011~2015年に発表された「正月の決意」、「十年目のバレンタインデー」、「今夜は一人で雛祭り」、「君の瞳に乾杯」、「レンタルベビー」、「壊れた時計」、「サファイヤ…

劇団ひとりの『青天の霹靂』を読んだ

劇団ひとりの『青天の霹靂』を読んだ。2010年に幻冬舎より刊行された長編小説だ。6年前に読んだ『陰日向に咲く』に続く二作目の作品で、先日録画した映画(主演・大泉洋、ヒロイン・柴咲コウ、監督出演・劇団ひとり)を観る前に原作を読んでみた。以下の概要…

重松清の『卒業』を読んだ

重松清の『卒業』を読んだ。2004年に新潮社より刊行された短編小説集で、「まゆみのマーチ」、「あおげば尊し」、「卒業」、「追伸」の4編が収録されている。以下の概要は裏表紙より: 「わたしの父親ってどんなひとだったんですか」ある日突然、十四年前に…

夏川草介の『本を守ろうとする猫の話』を読んだ

夏川草介の『本を守ろうとする猫の話』を読んだ。2017年に小学館より刊行された長編小説だ。以下の概要はAmazonより: 「お前は、ただの物知りになりたいのか?」 夏木林太郎は、一介の高校生である。夏木書店を営む祖父と二人暮らしをしてきた。生活が一変し…

新海誠の『小説 君の名は。』を読んだ

新海誠の『小説 君の名は。』を読んだ。2016年に角川文庫より刊行された小説だ。以下の概要は裏表紙より: 山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。一方、東…

和田竜の『忍びの国』を読んだ

和田竜の『忍びの国』を読んだ。2008年に新潮社より刊行された長編歴史小説だ。今年7月に大野智・石原さとみ出演で映画が公開されるらしく、その宣伝をテレビで観て読んでみたくなった。氏の作品は、5年前に読んだ『のぼうの城』に次いで2冊目となる。以下の…

角田光代の『紙の月』を読んだ

角田光代の『紙の月』を読んだ。2012年に角川春樹事務所より刊行され、同年第25回柴田錬三郎賞を受賞した長編サスペンス小説である。2014年に原田知世主演でテレビドラマ化され、同年11月15日には宮沢りえ主演で映画化もされた。その映画が、昨年末BS-TBSで…

住野よるの『よるのばけもの』を読んだ

住野よるの『よるのばけもの』を読んだ。2016年に双葉社より刊行された長編諸説だ。『君の膵臓を食べたい』、『また、同じ夢を見た』に続く三作目となる。以下の概要はAmazonより: 夜になると、僕は化け物になる。寝ていても座っていても立っていても、それ…

羽田圭介の『スクラップ・アンド・ビルド』を読んだ

羽田圭介の『スクラップ・アンド・ビルド』を読んだ。2015年に文藝春秋より刊行され、第153回芥川賞を受賞した小説だ。テレビで作者を見るたびにいつか読みたいと思っていたら、昨年12月にNHKでドラマが放送されようやく踏ん切りが付き図書館に予約した。以…

東野圭吾の『雪煙チェイス』を読んだ

東野圭吾の『雪煙チェイス』を読んだ。2016年に実業之日本社より刊行された長編ミステリー&サスペンス小説だ。以下の概要は裏表紙より: 殺人の容疑をかけられた大学生の脇坂竜実。彼のアリバイを証明できる唯一の人物―正体不明の美人スノーボーダーを捜し…

荻原浩の『なかよし小鳩組』を読んだ

荻原浩の『なかよし小鳩組』を読んだ。1998年に集英社より刊行された長編小説だ。昨年末に放送され録画したドラマ「ダメ父ちゃん、ヒーローになる」が面白そうなので図書館で借りてきた。ただ、荻原氏のデビュー作『オロロ畑でつかまえて』の続編だと後で知…

浅田次郎の『日輪の遺産』を読んだ

浅田次郎の『日輪の遺産』を読んだ。1993年に青樹社より刊行された長編小説だ。昨年11月28日にBS朝日で映画(主演・堺雅人)が放送されたので、まずは原作を読んでからと思い図書館に予約しようやく読むことができた。以下の概要はAmazonより: 終戦直前、帝…

荻原浩の『海の見える理髪店』を読んだ

荻原浩の『海の見える理髪店』を読んだ。2016年3月に集英社より刊行され、第155回直木三十五賞を受賞した短編集だ。「海の見える理髪店」「いつか来た道」「遠くから来た手紙」「空は今日もスカイ」「時のない時計」「成人式」の6編が収録されている。以下の…

東野圭吾の『恋のゴンドラ』を読んだ

東野圭吾の『恋のゴンドラ』を読んだ。2016年11月に実業之日本社より刊行された連作短編集だ。「ゴンドラ」「リフト」「プロポーズ大作戦」「ゲレコン」「スキー一家」「プロポーズ大作戦 リベンジ」「ゴンドラ リプレイ」の7編が収録されている。スキー場を…

吉田修一の『太陽は動かない』を読んだ

吉田修一の『太陽は動かない』を読んだ。2012年に幻冬舎より刊行された「鷹野一彦シリーズ」第1弾となる長編産業スパイ小説だ。以前に読んだ『森は知っている』は2作目だが、時系列的には過去の話で主人公の鷹野の高校時代の話が中心になっている。以下の概…

中山七里の『いつまでもショパン』を読んだ

中山七里の『いつまでもショパン』を読んだ。2013年に宝島社より刊行された岬洋介シリーズの第3弾の長編推理小説だ。以下の概要はAmazonより: ポーランドで行なわれるショパン・コンクールの会場で、殺人事件が発生した。遺体は、手の指10本が全て切り取ら…

綿矢りさの『手のひらの京』を読んだ

綿矢りさの『手のひらの京(みやこ)』を読んだ。2016年9月に新潮社より刊行された長編小説だ。以下の概要はAmazonより: なんて小さな都だろう。 私はここが好きだけど、いつか旅立つときが来る――。 奥沢家三姉妹の日常に彩られた、京都の春夏秋冬があざや…

池井戸潤の『陸王』を読んだ

池井戸潤の『陸王』を読んだ。2016年7月に集英社より刊行された長編小説だ。以下の概要はAmazonより: 勝利を、信じろ――。足袋作り百年の老舗が、ランニングシューズに挑む。埼玉県行田市にある「こはぜ屋」は、百年の歴史を有する老舗足袋業者だ。といって…

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